2008年12月11日木曜日

Core i7とHyperthreadingの効果(1)


Core i7をMaterials Studio 4.3でベンチマークテストした.
【系】butane 100分子,密度〜0.8cm-3,Amorphous Cellで充填
【CPU】Core i7 940 2.93 GHz, 4 core
【計算法】MD,  NVT, 0.1ps, 298K
【力場】compass


スレッド数の逆数に対して,CPU timeをプロットした.

物理コア数と同じスレッド数4までは順調に伸びているが,スレッド5では4よりも速度が落ちる(グラフで跳ね上がっているところ).複数回実行しても同じ結果になった.スレッド6〜8は,物理コア並みの速度アップである.スレッド8で論理コア数8と同じになる.この時の速度は実質物理コア6程度ではないかと思われる.無機物や分子集合系のシミュレーションでは,コア数の効果は大きく,hyperthreadingも効く様である.

物理4コアまでの直線を外挿すると,物理6コアで3.60 s,物理8コアで2.97 sとなった.

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